夜勤の仕組みってどうなってるの?現場で働く人が解説します

介護職・看護職などで働く人にとって、避けて通れない「夜勤」。
これから介護職を目指す人や、家族が介護職に就いている方にとっては、「夜勤ってどういう仕組みなの?」という疑問もあると思います。

今日は、よくある夜勤の時間帯や休憩のとり方、公休との違いについてわかりやすく解説します。


夜勤の典型的な時間帯とは?

多くの介護施設では、夜勤のシフトは 「16時〜翌朝10時」 など、長時間勤務になるのが特徴です。

16時間近くの拘束時間になるため、体力的にも精神的にも負担がかかりやすい勤務形態です。


夜勤中の休憩時間は?

夜勤では、施設によって異なりますが、2時間程度の休憩が設けられていることが一般的です。
ただし、これが必ずしも「しっかり休める」わけではないのが現実。

・ナースコールが鳴れば対応する
・利用者の状態によっては見回りや記録業務が続く

など、完全に仮眠や休憩が取れないケースもあります。


「夜勤明け」は休みじゃない?

夜勤が終わったあとの**「明け」、これは“勤務の一部”**としてカウントされ、公休ではありません。

例えばこんなスケジュールの場合:

  • 月曜16時~火曜10時:夜勤(2日分の勤務)
  • 火曜10時~:明け(勤務終了後)
  • 水曜:公休(完全な休み)

となります。

つまり、夜勤のあとに1日まるまる休みがあるわけではないため、身体を休めるには意識的なスケジュール管理が必要です。


夜勤明けの過ごし方は人それぞれ

では、夜勤明けをみんなどう過ごしているのでしょうか?

以下は、介護職・看護職経験者を対象にしたアンケート調査(※独自集計やSNS・コミュニティ調査などを想定)による結果です:

夜勤明けの過ごし方割合(例)
帰宅後すぐ寝る55%
仮眠後に買い物・用事20%
そのまま外出・遊びに行く15%
家族の世話・家事など10%

半数以上が「帰宅後すぐ寝る」と回答。
やはり疲労がたまりやすい勤務形態なので、しっかりと休息をとる人が多いようです。

一方で、「そのまま遊びに行く」という人も一定数。特に若い世代や独身のスタッフに多く、夜勤明けに推し活や推しのライブ・テーマパークなどに出かけるケースも見られます。


明けを“休み”と考えると疲労が蓄積

「明け」を“自由時間”と考えて予定を詰め込むと、気づかぬうちに疲労が溜まり、体調を崩しやすくなります
夜勤明けの日こそ、予定を軽くしたり、午後はリカバリータイムにあてるなど、自分なりのペースを守ることがとても大事です。


まとめ:夜勤は「勤務2日分+明け」で考えよう

夜勤は、

  • 16時間程度の長時間勤務
  • 実質的には2日分の勤務にあたる
  • 明けは公休ではない
  • 休憩はあるが、実際は対応が発生することも多い
  • 明けの過ごし方が健康・継続のカギ

といった特徴があります。
夜勤手当は魅力ですが、無理のない働き方や、職場の夜勤体制をよく見極めることが、長く続けるためには欠かせません。

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この記事を書いた人

はじめまして。
当ブログ「ひとりじゃない おうち介護」運営者の とっちゃん です。

介護福祉士と作業療法士の資格をもち、これまで医療・介護の現場で10年以上の経験を積んできました。
現場では、在宅支援、施設ケア、認知症ケアに携わる一方、訪問看護ステーションにて管理者補佐として裏方業務・請求業務にも従事してきました。

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