「介護福祉士を取りたいけど、どうすればなれるの?」「受験資格や試験の難しさが気になる」——介護の仕事をしている方なら一度は考えたことがあるはずです。
介護福祉士は、介護職唯一の国家資格です。この記事では、受験資格から試験内容・合格率まで、現役の医療スタッフがわかりやすく解説します。
Contents
介護福祉士とはどんな資格?
介護福祉士(社会福祉士及び介護福祉士法)は、身体介護・生活援助・相談対応など、介護に関する専門的な知識と技術を持つことを国が証明する資格です。
取得すると給与アップ・キャリアアップにつながるほか、「認定介護福祉士」「ケアマネージャー(受験資格の一つ)」へのステップとしても重要です。
受験資格を得るための主なルート
介護福祉士の受験資格は、主に以下の3つのルートがあります。
①実務経験ルート(最も一般的)
- 介護施設等での実務経験:3年(1,095日)以上 かつ 540日以上の従事日数
- 実務者研修(450時間)の修了
現在介護の現場で働いている方の多くがこのルートで受験します。
②養成施設ルート
- 介護福祉士養成施設(専門学校・大学)を卒業
- 2年制・4年制など複数の学校形態がある
③福祉系高校ルート
- 福祉系高校の介護福祉士養成課程を修了
試験の内容・スケジュール
| 試験形式 | 筆記試験+実技試験(実務経験ルートは免除あり) |
| 試験日 | 毎年1月下旬(筆記)/3月上旬(実技) |
| 出題数 | 125問(マークシート) |
| 出題科目 | 人間と社会・介護・こころとからだのしくみ・医療的ケアなど |
実務経験ルートで実務者研修を修了している場合、実技試験は免除されます。
合格率・難易度はどのくらい?
直近数年の合格率はおおむね70〜80%前後で推移しています。しっかり勉強すれば合格できる試験ですが、出題範囲が広いため計画的な学習が必要です。
勉強のコツ
- 過去問を繰り返し解く:出題傾向が安定しているため、過去問が最も効率的
- 実務者研修で習った内容を復習する:試験範囲と重複する部分が多い
- ユーキャンなどの通信講座を活用:仕事をしながら学びたい人に向いている
取得後のメリット
- 給与アップ:資格手当(月5,000〜20,000円程度)が多くの施設でつく
- 処遇改善加算:介護福祉士の有資格者は賃金改善の対象になりやすい
- 転職に有利:求人票で「介護福祉士優遇」の記載は非常に多い
- ケアマネの受験資格:介護福祉士として5年・900日以上の実務経験でケアマネ受験が可能に
まとめ
介護福祉士は、現場で3年働きながら取れる国家資格です。合格率も比較的高く、計画的に学習すれば十分に取得を目指せます。キャリアアップ・給与アップの第一歩として、ぜひ挑戦してみてください。
介護福祉士の試験:よくある質問
Q. 実務者研修はどこで受けられる?費用は?
A. 介護施設・ヘルパーステーション・ニチイ学館・ユーキャンなどの民間スクールで受講できます。費用は6〜15万円程度。勤務先が費用を負担してくれる場合もあるので、まず職場に確認しましょう。
Q. 働きながら受験できますか?
A. 可能です。実務経験ルートなら現場で働きながら受験資格を満たせます。実務者研修も通信+スクーリング形式のため、仕事と並行して学べます。
Q. 一度落ちても再挑戦できますか?
A. 何度でも受験できます。合格率70〜80%の試験なので、落ちた場合でも次の試験で合格する方が多いです。
介護福祉士を取った後のキャリアパス
- 認定介護福祉士:医療的ケアや認知症ケアを専門的に学んだ上位資格
- ケアマネージャー:介護福祉士として5年・900日以上の経験が受験資格
- 主任ケアマネ・管理職:施設の管理職・施設長を目指すルート
- 独立(訪問介護事業):サービス提供責任者として独立する選択肢も
介護福祉士は「入り口」であり「出発点」です。取得後のキャリアアップも視野に入れながら資格取得を目指しましょう。

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