「通所介護」と「通所リハビリ」の違いとは?|サービス内容・費用・対象をわかりやすく比較

「デイサービスとデイケア、どっちがいいの?」「費用はどれくらい違うの?」――ケアマネジャーから説明を受けても、いざ選ぶ場面になると迷ってしまう方がたくさんいます。

実は、この2つのサービスは目的・スタッフ・費用・対象者がかなり異なります。正しく理解して選べば、利用者本人の生活の質(QOL)を大きく高めることができます。

私は作業療法士・介護福祉士として通所リハビリの現場で働き、訪問看護ステーションの管理者補佐としてケアプランに関わってきました。この記事では、専門職の視点から2024年度介護報酬基準をもとに、わかりやすく徹底解説します。

Contents

この記事でわかること

  • 通所介護(デイサービス)のサービス内容・費用・対象者
  • 通所リハビリ(デイケア)のサービス内容・費用・対象者
  • 2つの詳細な違い(10項目以上の比較表)
  • どちらを選ぶべきか(状況別の具体的な事例)
  • 両方を組み合わせるケアプランの活用例
  • 利用開始までの手順と費用を抑えるポイント
  • よくある質問(FAQ)7問

通所介護(デイサービス)とは?

通所介護(デイサービス)は、要介護・要支援の認定を受けた人が日帰りで事業所に通い、生活支援や社会参加を目的としたサービスを受ける介護保険サービスです。

主な目的は「その人らしい生活を在宅で継続できるよう支援すること」です。入浴や食事の介助、体操・レクリエーションを通じた機能維持、そして何より「今日も外出して人と関わる」という社会的交流が大きな役割を担っています。

サービス内容の詳細

① 送迎サービス

自宅から事業所まで専用車両で送迎します。乗降介助も含まれるため、一人での外出が難しい方も安心して利用できます。

② 食事の提供

昼食を中心に、栄養士が献立を管理した食事を提供します。刻み食・とろみ食・嚥下調整食など、利用者の状態に応じた食形態にも対応しています。食費は介護保険の対象外で、1食あたり500〜700円程度が目安です。

③ 入浴サービス

一般浴・個浴・機械浴(チェアー浴・ストレッチャー浴)など、身体状況に合わせた入浴介助を行います。在宅での入浴が困難な方にとって、清潔保持と皮膚トラブル予防に非常に重要なサービスです。

④ 機能訓練(生活機能訓練)

機能訓練指導員(看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師のいずれか)が担当します。ストレッチ・筋力トレーニング・歩行練習などを個別または集団で行い、ADL(日常生活動作)の維持・改善を目指します。

2015年度改正以降、個別機能訓練加算(加算Ⅰ・Ⅱ)が整備され、「本人の生活上の目標」に沿った個別プログラムが求められるようになりました。

⑤ レクリエーション・社会参加活動

手工芸・カラオケ・体操・塗り絵・カードゲームなど多彩なレクリエーションを通じて、認知症予防や精神的な活性化を図ります。地域との交流イベントを開催する事業所も増えています。

⑥ 健康管理・服薬管理

看護師が常駐し、バイタルチェック(体温・血圧・脈拍・SpO2)を毎回実施します。服薬確認や傷の処置など、医療的な視点からの健康管理も行います。

利用できる人(対象者)

  • 要介護1〜5の認定を受けた人:通常の通所介護を利用可能
  • 要支援1・2の認定を受けた人:介護予防通所介護(地域支援事業)を利用可能

※要支援の方は市区町村の「地域支援事業(介護予防・日常生活支援総合事業)」の枠組みで利用することになります。

費用の詳細(2024年度介護報酬基準)

通所介護の費用は要介護度・利用時間・事業所規模によって異なります。以下は通常規模型(1割負担)の目安です。

要介護度3時間以上4時間未満6時間以上7時間未満8時間以上9時間未満
要介護1366円584円645円
要介護2419円669円759円
要介護3475円773円879円
要介護4530円878円1,003円
要介護5586円979円1,124円

※1単位=10〜10.9円(地域区分により異なる)。上記は10円換算・1割負担の概算です。週2回利用・月8回の場合、基本料金は要介護3・6〜7時間で月約6,200円程度が目安です(加算・食費・送迎費別途)。

主な加算の例

  • 個別機能訓練加算Ⅰ:56単位/日(機能訓練指導員が個別プログラムを提供)
  • 個別機能訓練加算Ⅱ:20単位/月(LIFEへのデータ提出が必要)
  • 入浴介助加算Ⅰ:40単位/日
  • 入浴介助加算Ⅱ:55単位/日(自宅での入浴を想定した個別計画がある場合)
  • 認知症加算:60単位/日(認知症の方への専門的支援)
  • サービス提供体制強化加算:6〜18単位/日(介護福祉士割合等に応じて)

地域密着型通所介護との違い

定員18名以下の小規模な事業所は「地域密着型通所介護」として位置づけられ、原則として同一市区町村の住民のみが利用できます。アットホームな雰囲気で職員との関係が築きやすく、認知症の方への対応が手厚い施設も多いです。

一方、通常規模型(定員19名以上)は規模が大きく、多様なプログラムや設備が充実している場合があります。費用単価は地域密着型の方がやや高い傾向があります。


通所リハビリ(デイケア)とは?

通所リハビリテーション(デイケア)は、医師の指示のもとで理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリ専門職が関わり、医学的リハビリテーションを提供する介護保険サービスです。

主な目的は「心身機能の維持・改善を図り、在宅での自立した生活を継続できるよう支援すること」です。入院後の在宅復帰や、脳卒中・骨折後の機能回復など、医療的なリハビリが必要な方に特に適しています。

サービス内容の詳細

① 個別リハビリテーション

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が1対1または少人数で、個人の目標に沿ったリハビリプログラムを提供します。

  • 理学療法(PT):歩行訓練・関節可動域訓練・筋力強化・バランス訓練・起立・移乗動作練習など
  • 作業療法(OT):ADL訓練(食事・更衣・整容・排泄)・上肢機能訓練・認知機能訓練・家事動作練習・自助具の提案など
  • 言語聴覚療法(ST):摂食嚥下訓練・言語訓練・高次脳機能障害へのアプローチ・コミュニケーション支援など

② 集団リハビリテーション

複数の利用者が同時に参加する体操・リズム運動・ゲームなどを通じて、身体機能の維持と社会性の向上を目指します。

③ 医師による診察・管理

通所リハビリには医師の配置が必須です(常勤または非常勤)。利用開始前に医師が診察し、リハビリの必要性を判断した上で医師の指示書を作成します。定期的な状態把握と指示内容の見直しも行われます。

④ 栄養・口腔・認知機能への複合的アプローチ

2021年度改正以降、リハビリと栄養管理・口腔機能の向上を組み合わせた「リハビリテーションマネジメント加算」が強化されました。管理栄養士・歯科衛生士との連携により、より包括的なケアが可能になっています。

⑤ 短期集中リハビリテーション

退院・退所または要介護認定を受けた日から3ヶ月以内に限り、週2回以上・1回あたり40分以上のリハビリを行う「短期集中個別リハビリテーション実施加算(110単位/日)」が算定できます。入院後に在宅復帰した方には特に有効です。

利用できる人(対象者)

  • 要介護1〜5:通所リハビリテーションを利用可能
  • 要支援1・2:介護予防通所リハビリテーションを利用可能
  • 医師の指示が必要:ケアマネジャーを通じて主治医に指示書の依頼が必要

提供施設は病院・診療所・介護老人保健施設(老健)に限られます。デイサービスのように地域の介護事業所では実施できません。

費用の詳細(2024年度介護報酬基準)

通所リハビリの費用も要介護度・利用時間・施設種別によって異なります。以下は病院・診療所型(1割負担)の目安です。

要介護度1時間以上2時間未満2時間以上3時間未満6時間以上7時間未満
要介護1329円358円596円
要介護2358円388円712円
要介護3388円419円828円
要介護4419円449円944円
要介護5450円480円1,059円

※介護老人保健施設型は病院・診療所型より若干高い単価設定となっています。1時間未満のリハビリ特化型(短時間型)は比較的低価格ですが、実施できる施設は限られます。

主な加算の例

  • 短期集中個別リハビリテーション実施加算:110単位/日(退院後3ヶ月以内・週2回以上)
  • リハビリテーションマネジメント加算(A)ロ:560単位/月(医師が利用者または家族に説明した場合)
  • リハビリテーションマネジメント加算(B)ロ:830単位/月(カンファレンスを行った場合)
  • 認知症短期集中リハビリテーション実施加算:240単位/日(認知症の方への集中的リハビリ、週3日まで)
  • 口腔・栄養スクリーニング加算:20単位/回(半年に1回)

認知症対応型のリハビリプログラム

通所リハビリでは認知症の方向けに「認知症短期集中リハビリテーション」が実施できます。作業療法士が中心となり、以下のようなアプローチを行います。

  • 回想法・音楽療法を取り入れた認知機能への刺激
  • 見当識訓練(日付・場所・人物の確認を促す関わり)
  • BPSD(行動・心理症状)への個別対応
  • 家族への介護指導・情報提供
  • 地域生活の継続を見据えた環境調整の提案

通所介護 vs 通所リハビリ:詳細比較表(12項目)

比較項目通所介護(デイサービス)通所リハビリ(デイケア)
① 目的生活支援・社会参加・家族の介護負担軽減医学的リハビリによる機能維持・改善・在宅復帰
② 設置主体介護事業者(NPO・民間企業等)病院・診療所・介護老人保健施設のみ
③ 医師の関与不要(但し看護師配置は義務)必須(医師の指示書が必要)
④ スタッフ介護職員・看護師・機能訓練指導員・生活相談員医師・PT・OT・ST・看護師・介護職員
⑤ リハビリの質生活機能訓練(機能訓練指導員が担当)医学的リハビリ(国家資格リハ職が担当)
⑥ 利用時間の目安3〜9時間(長時間利用が一般的)1〜8時間(短時間〜長時間まで対応)
⑦ 入浴サービスほとんどの施設で提供施設により異なる(提供していない場合も)
⑧ 食事の提供ほぼ全施設で昼食提供(実費)施設により異なる
⑨ 費用の目安(月額)週2回・月8回で約6,000〜10,000円(1割)週2回・月8回で約7,000〜14,000円(1割)
⑩ 利用できる施設数全国に約24,000か所以上(数が多く選択肢豊富)全国に約8,000か所程度(数は少なめ)
⑪ 送迎ほぼ全施設で送迎あり多くの施設で送迎あり(施設による)
⑫ 認知症対応認知症対応型通所介護(別サービス)あり認知症短期集中リハビリ実施加算あり

こんな方にはデイサービス(通所介護)がおすすめ

① 家での閉じこもりが心配な方

「最近、外に出なくなった」「家族以外と話す機会がほとんどない」という方には、定期的に外出し、同世代の仲間と交流できるデイサービスが向いています。孤立による認知症リスクの軽減にもつながります。

② 自宅で入浴が困難な方

浴槽への出入りが難しい、脱衣・着衣が一人でできない、転倒リスクが高いなどの理由で自宅での入浴が難しい方には、介護職員の介助のもとで安全に入浴できるデイサービスが最適です。週2〜3回の利用で清潔保持ができます。

③ 介護者(家族)の負担を減らしたい場合

在宅介護で最も問題になるのが「介護者の疲弊」です。週に数日でも利用者が外出することで、家族が休息を取れます。「レスパイトケア(介護者の休息支援)」という観点からもデイサービスは非常に重要です。

④ 認知症の進行が緩やかで生活支援が主な方

認知症はあるが日常生活での支援を中心に必要としている方、医学的リハビリよりも「なじみの職員・仲間との安心できる環境」が大切な方にはデイサービスが合っています。

⑤ ADLはある程度保たれているが見守りが必要な方

自分である程度動けるが、一人にするのが不安という方には、デイサービスで安全な環境での活動と見守りを提供できます。


こんな方にはデイケア(通所リハビリ)がおすすめ

① 入院・手術後の在宅復帰直後の方

脳梗塞・大腿骨骨折・心疾患などで入院し、退院後に在宅生活を再開した方は、できる限り早期にデイケアでのリハビリを開始することが勧められます。退院後3ヶ月以内は「短期集中リハビリテーション加算」を活用した集中的なアプローチが可能です。

② 具体的なリハビリ目標がある方

「また自分で歩けるようになりたい」「もう一度料理がしたい」「言葉がうまく出なくなったので改善したい」など、明確な機能回復の目標がある方にはPT・OT・STによる専門的なアプローチが有効です。

③ 廃用症候群が心配な方

病気や骨折後の安静期間が長く、筋力・体力が落ちてしまった方(廃用症候群)には、段階的な運動負荷をかけながら機能回復を図るデイケアのリハビリが適しています。

④ 嚥下機能や言語機能の低下がある方

「食事中にむせることが増えた」「言葉が出にくくなった」という方には、言語聴覚士(ST)が在籍するデイケアで嚥下訓練・言語訓練を受けることが重要です。デイサービスではSTが常駐していることはほとんどありません。

⑤ パーキンソン病・関節リウマチなど進行性疾患の方

パーキンソン病・関節リウマチ・ALSなど、医学的管理と継続的なリハビリが不可欠な疾患をお持ちの方には、医師とリハ職が連携してケアするデイケアが適しています。


デイサービスとデイケアを組み合わせる使い方

実は「どちらか一方を選ぶ」だけでなく、両方を組み合わせてケアプランに組み込むことも可能です。介護保険の区分支給限度額の範囲内であれば、同じ週にデイサービスとデイケアを別々の日に利用できます。

ケアプラン組み合わせ例

事例①:脳梗塞後・要介護2・退院後3ヶ月

  • 月・水・金:デイケア(PT・OTによる個別リハビリ・短期集中リハビリ加算を活用)
  • 火・木:デイサービス(入浴・食事・社会参加)
  • → リハビリの集中実施と日常生活支援を両立

事例②:認知症・要介護3・独居

  • 月・木:デイサービス(なじみの職員・仲間との交流・入浴・食事)
  • 水:デイケア(作業療法士による認知症短期集中リハビリ)
  • → 生活リズムの安定化と認知機能へのアプローチを組み合わせ

事例③:パーキンソン病・要介護4

  • 火・木:デイケア(PT・OTによるバランス訓練・歩行練習・嚥下評価)
  • 月・水・金:デイサービス(入浴・食事・機能訓練・介護者のレスパイト)
  • → 疾患の進行を見据えた包括的なアプローチ

ケアプランの作成はケアマネジャーが担いますが、「デイサービスとデイケアを組み合わせたい」という希望は積極的に伝えてみてください。


利用開始までの手順(ステップ形式)

デイサービス・デイケアの利用を開始するまでの流れを、ステップごとに解説します。

STEP 1:要介護認定を受ける

市区町村の介護保険担当窓口(または地域包括支援センター)に「要介護認定の申請」を行います。認定調査・主治医意見書をもとに介護認定審査会が審査し、通常30〜60日で結果が通知されます。

STEP 2:ケアマネジャー(介護支援専門員)と契約する

要介護1以上の認定を受けたら、居宅介護支援事業所のケアマネジャーと契約します(ケアマネジャーへの費用は介護保険で全額給付され、自己負担はありません)。要支援の場合は地域包括支援センターが担当します。

STEP 3:ケアプランを作成する

ケアマネジャーが本人・家族の希望や生活状況をアセスメントし、利用するサービスの種類・頻度・目標を記したケアプランを作成します。デイケアの場合は医師の指示書が必要なので、主治医に依頼します。

STEP 4:事業所を選んで見学・体験利用する

ケアマネジャーから候補の事業所を紹介してもらい、実際に見学や無料体験利用をします。雰囲気・スタッフの対応・プログラム内容・送迎ルートなどを確認してから契約するのが望ましいです。

STEP 5:契約・利用開始

事業所と重要事項説明・契約を行い、利用開始日を決定します。初日は職員が自宅までお迎えに来ることが一般的です。


費用を抑えるためのポイント

① 区分支給限度額を上手に使う

介護保険サービスには要介護度ごとに「区分支給限度額」が設定されています。この範囲内であれば1割(または2〜3割)の自己負担で利用できます。限度額を超えた分は全額自己負担になるため、ケアマネジャーとよく相談して必要なサービスを優先しましょう。

要介護度区分支給限度額(月額)1割負担の上限目安
要支援150,320円5,032円
要支援2105,310円10,531円
要介護1167,650円16,765円
要介護2197,050円19,705円
要介護3270,480円27,048円
要介護4309,380円30,938円
要介護5362,170円36,217円

② 高額介護サービス費制度を活用する

1ヶ月間に支払った介護保険サービスの自己負担額が一定の上限(所得に応じて15,000円〜44,400円)を超えた場合、超えた分が払い戻される「高額介護サービス費」制度があります。申請は市区町村の窓口で行えます。初回は市区町村から通知が来ることが多いです。

③ 食費・おむつ代などの実費負担を把握しておく

デイサービス・デイケアとも、食費(1食500〜700円程度)・おむつ代・個人で希望するオプションサービスは介護保険の対象外です。事業所ごとに料金が異なるため、契約前に必ず確認しましょう。

④ 低所得者向けの減額制度を確認する

生活保護を受けている方や住民税非課税世帯の方には、自己負担額の軽減措置があります。「社会福祉法人等による利用者負担額軽減制度」や「特定入所者介護サービス費(補足給付)」なども確認してみましょう。


よくある質問(FAQ)

Q1. デイサービスとデイケアは同じ日に利用できますか?

A. 同じ日に2か所のサービスを利用することは、介護保険上の重複算定の問題から原則として認められていません。別々の日に利用するケアプランを組みましょう。

Q2. デイケアを利用するには必ず医師の指示が必要ですか?

A. はい、必要です。ケアマネジャーを通じて主治医に「通所リハビリの指示書」を依頼します。かかりつけ医がいない場合は、デイケアが併設している病院・診療所の医師に相談することもできます。

Q3. 要支援でもデイケアを利用できますか?

A. 利用できます。要支援1・2の方は「介護予防通所リハビリテーション」として、デイケアのサービスを受けることができます。ただし、要介護者向けとは費用体系が異なります(月額定額制)。

Q4. デイサービスにもリハビリはありますか?

A. あります。機能訓練指導員が「個別機能訓練」を行います。ただし、デイケアのPT・OT・STによる本格的な医学的リハビリとは異なり、あくまで「生活機能の維持・向上を目的とした訓練」が中心です。明確なリハビリ目標がある方にはデイケアを勧めます。

Q5. デイケアからデイサービスへ(またはその逆に)変更できますか?

A. 可能です。身体状況や生活状況の変化に応じて、ケアマネジャーと相談しながらケアプランを変更します。「リハビリの目標をほぼ達成したのでデイサービスに切り替える」「状態が悪化したのでデイケアに変更する」などのケースはよくあります。

Q6. デイサービスの「認知症対応型通所介護」とは何が違いますか?

A. 認知症対応型通所介護は、認知症の方を専門に受け入れるデイサービスです。定員は12名以内と少人数で、認知症ケアに特化した職員配置・プログラムが特徴です。通常のデイサービスより費用は高くなりますが、認知症の方への専門的な対応が期待できます。

Q7. デイサービスの費用は2割・3割負担になることがありますか?

A. あります。一定以上の所得がある方(単身世帯で年金収入等280万円以上など)は2割負担、特に所得が高い方(340万円以上など)は3割負担となります。詳細は市区町村から届く「介護保険負担割合証」で確認できます。


まとめ

通所介護(デイサービス)と通所リハビリ(デイケア)の違いをまとめると以下のようになります。

  • デイサービス:生活支援・社会参加・入浴・食事が中心。介護者のレスパイトにもなる。
  • デイケア:医師の指示のもと、PT・OT・STによる医学的リハビリが中心。機能回復・維持に強い。
  • 組み合わせ利用:区分支給限度額の範囲内で両方を組み合わせることで、より充実したケアが実現できる。

どちらが「正解」かではなく、本人の目標・生活状況・身体状態に合わせて選ぶことが大切です。「よくわからない」「迷っている」という場合は、ぜひケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみてください。

また、私のような訪問看護・リハビリの専門職に直接相談できる機会があれば、現場目線でのアドバイスも可能です。ブログのお問い合わせやInstagramのDMもお気軽にどうぞ。


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この記事を書いた人

はじめまして。
当ブログ「ひとりじゃない おうち介護」を見ていただいてありがとうございます。

介護福祉士と作業療法士の資格をもち、これまで医療・介護の現場で10年以上の経験を積んできました。
現場では、在宅支援、施設ケア、認知症ケアに携わる一方、訪問看護ステーションにて管理者補佐として裏方業務・請求業務にも従事してきました。

このブログでは、

在宅介護に悩むご家族の方へ:制度や支援、ケアのコツをわかりやすく

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それぞれの立場に寄り添った情報を発信しています。

制度の仕組みやケアの工夫は「知っているかどうか」で支援の質が変わります。
「ひとりじゃない」と思える情報発信を目指して、ていねいに更新していきます。

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