🌸 フレイル予防は家事から!Mets(メッツ)の考え方で無理なく体を動かそう

🏡 フレイルとは?簡単に知っておこう

フレイルとは、加齢によって心身の活力が低下し、要介護の一歩手前の状態を指します。

✅ 筋力が落ちて疲れやすくなる
✅ 食事量が減って体重が減る
✅ 外出の機会が減る

このような変化が重なると、転倒や寝たきりになるリスクが高まります。

だからこそ、早めの予防がとても大切です。


🧹 家事が立派なフレイル対策になる理由

「運動が大事とわかっていても、なかなか続かない…」そんな方は多いもの。

でも、実は毎日の家事が立派なフレイル予防になります。

✅ 特別な道具や場所がいらない
✅ 習慣にしやすい
✅ 生活リズムの中で無理なく体を動かせる

家事は「小さな積み重ね」で運動効果を得られる、とても優秀な活動です。


💡 Mets(メッツ)とは?家事の運動強度を知ろう

**Mets(メッツ)**とは、運動や活動の強さを表す単位です。

1 Metsは「座って安静にしているときの消費エネルギー」。

数字が大きいほどエネルギー消費量が高くなります。

たとえば…

  • じっと座っている → 1 Mets
  • 掃除機をかける → 3 Mets
  • 階段の上り下り → 4.5 Mets

このように、家事でもしっかり運動強度を確保できます。


📝 家事のMets早見表

以下の表で、よく行う家事の目安を確認してみましょう。

家事・活動Mets(目安)
座って安静1 Mets
洗濯物をたたむ2 Mets
食器洗い2.5 Mets
掃除機がけ3 Mets
買い物(荷物を持つ)4 Mets
庭仕事4 Mets
階段の上り下り4.5 Mets

📊 イラストで見る家事のMets

下のイラストも参考にしてください👇

※1Mets=安静時の消費エネルギー


🕒 Metsの活用例「どれくらい動けばいいの?」

厚生労働省では、1日10Mets・時以上の活動量を目安に推奨しています。

計算方法はとても簡単です。

Mets × 時間(時間単位)= Mets・時

例:

  • 掃除機(3Mets)を30分(0.5時間)
    → 3 × 0.5=1.5 Mets・時
  • 買い物(4Mets)を1時間
    → 4 ×1=4 Mets・時

合計:5.5 Mets・時

このように、いくつかの家事を組み合わせるだけで目標に近づきます。


🌿 無理なく続けるコツ

✅ まとめてやろうとしない
✅ こまめに動く習慣をつくる
✅ 家族と一緒に取り組む

一度に頑張るよりも、日々の生活に小分けして組み込むことがポイントです。


✨ まとめ:小さな家事がフレイル予防につながる

特別な運動を始めなくても、家事を意識して続けるだけで体をしっかり動かせます。

今日できることから少しずつ始めて、元気に毎日を過ごしましょう。


📢 この記事について

疑問や感想があればぜひコメントください。
一人ではなく、**「ひとりじゃないおうち介護」**を一緒に考えていきましょう。

💪 下肢強化訓練でもっとしっかり体を動かす

今回紹介したMetsを意識した家事だけでなく、「在宅でできる下肢筋力強化の転倒予防体操」もおすすめです。

詳しいやり方はこちらの記事で紹介しています👇

🔗 在宅でできる下肢筋力強化の転倒予防体操

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この記事を書いた人

はじめまして。
当ブログ「ひとりじゃない おうち介護」を見ていただいてありがとうございます。

介護福祉士と作業療法士の資格をもち、これまで医療・介護の現場で10年以上の経験を積んできました。
現場では、在宅支援、施設ケア、認知症ケアに携わる一方、訪問看護ステーションにて管理者補佐として裏方業務・請求業務にも従事してきました。

このブログでは、

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